2025年も、年末の音楽シーンを盛り上げる「日本レコード大賞」の季節がやってきました。
この記事では、もともと放送前に行っていたノミネートの予想に、現在公表されている正式な受賞情報を加えて整理しています。
※すでにノミネート作品の発表は行われています。
「事前にどんな予想がされていたか」「実際の受賞結果とどこが一致していたか」を振り返りたい方の参考になれば幸いです。
📝 更新履歴(最終更新: )
- : 各賞の正式な受賞情報を反映
- : 大賞・新人賞の有力候補予想を更新
- : レコード大賞2025の大賞&新人賞予想候補を初掲載
第67回日本レコード大賞概要

年末の恒例番組として親しまれている日本レコード大賞は、2025年で第67回を迎えます。
今年も12月30日にTBS系での生放送が予定されており、一年の音楽シーンを象徴する作品やアーティストがここで紹介されます。
受賞一覧は11月21日にすでに公式発表されており、この記事では予想内容から正式情報へ更新した形でまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | 第67回 日本レコード大賞 |
| 放送予定日 | 2025年12月30日 |
| 放送局 | TBS系 |
| 主催 | 公益社団法人 日本作曲家協会 ほか |
2025年レコード大賞の本命候補
今年は、事前の予想段階から複数の曲が大賞候補として話題になっていましたが、11月の発表で 優秀作品賞10曲(大賞候補) が正式に出そろいました。
米津玄師「IRIS OUT」
この曲は「優秀作品賞」には選出されていませんが、音楽メディアで本命候補として注目されていたため、予想記事からの流れとして残しています。
『IRIS OUT』は劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の主題歌としてリリースされ、国内チャートやストリーミングで大きな記録を残しました。
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| 配信開始 | 2025年9月15日 |
| タイアップ | 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』主題歌 |
| 国内実績 | JAPAN Hot 100:8週連続1位 |
| 再生記録 | 日本史上最高週間再生数/4週で1億回突破 |
| 海外実績 | Global 200:2週連続5位(日本語曲最高位) |
Billboard JAPAN「JAPAN Hot 100」では8週連続1位、そのポイントは13,272で代表曲「Lemon」を上回る新記録。
さらにStreaming Songsでは日本楽曲史上最高の週間再生数(約2,873万回)を記録し、わずか4週で累計1億回を突破したと報じられました。
オリコンでも史上最高週間再生数と史上最速1億回が両方並び、勢いは国内だけにとどまりません。
音楽面で非常に大きな注目を集めた楽曲であり、2025年を象徴する一曲であることは間違いないでしょう。
Mrs. GREEN APPLE「ダーリン」
予想段階から有力と言われていた曲で、実際に今年の優秀作品賞(大賞候補)10曲に正式選出されています。
『ダーリン』はドラマ主題歌としてオンエア後に配信され、2025年を代表するヒット曲のひとつとなりました。
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| 配信開始 | 2025年1月(ドラマ主題歌) |
| ストリーミング | 上半期1位(約1.53億回) |
| 1億回突破速度 | 11週目到達(2025年曲最速級) |
| その他実績 | 同年配信の大型曲3作が1億回突破 |
| 歴代評価 | レコ大2連覇中で“3連覇候補” |
ミセスはすでに2023・2024年の大賞連覇実績があり、今年の『ダーリン』に加えて「クスシキ」「breakfast」まで1億回再生に並ぶなど、2025年のストリーミング王者と呼ばれる状況。
今年3連覇となれば番組史に残る偉業です。
その他優秀作品賞として注目の楽曲予想
今年はランキングや話題性の面で優秀作品賞に入るのではと注目された曲がいくつかあり、予想段階でも名前がよく挙がっていました。
正式な受賞10曲はすでに発表されていますが、ここでは当時取り上げられていた主要曲をあらためて整理しておきます。
Number_i「GOD_i」
Billboard JAPANで総合首位を複数回獲得し、ストリーミングでも大きな結果を残した楽曲です。
アイドルシーンの中心に立つ勢いもあって、予想記事では優秀作品賞入りの声が多く見られました。
Creepy Nuts「Mirage」
アニメ第2期『よふかしのうた』のオープニング曲として話題となり、Hot 100で1位を記録。
チャートを複数曲で上位独占するなど勢いが続き、ヒップホップの存在感を広く示した一曲として予想でも注目されました。
サカナクション「怪獣」
再始動後の象徴として受け取られた配信曲で、ストリーミングでは自己最速の伸びを記録して話題に。
ライブパフォーマンスの影響も大きく、ロック枠から優秀作品賞に入るのではとの声がありました。
HANA「ROSE」
デビュー曲ながらHot 100で1位を記録し、短期間で1億回再生を突破するなど大きなインパクトを残した一曲。
予想段階では「優秀作品賞に入るのでは」と話題に挙がることも多く、同時に新人賞の有力候補として注目されていました。
実際には、今年の新人賞4組の一つとして正式に選ばれており、勢いのあるデビューイヤーを象徴する作品として評価されていますね。
2025年の新人枠の中でも特に話題を集めた存在でした。
アイナ・ジ・エンド「革命道中」
アニメ枠からの注目株として、再生数やバイラルの強さが際立っていた作品です。
累計再生数の大幅な伸びや、国内外チャートでのランクインが続き、予想段階では優秀作品賞入りが有力とされていました。
新人賞の候補と予想
新人賞は毎年注目が集まる部門で、どのアーティストが頭ひとつ抜けるのか注目ですね。
今年は予想段階からさまざまな声がありましたが、11月の公式発表でCUTIE STREET、SHOW-WA & MATSURI、HANA、BOYNEXTDOORの4組が新人賞に選ばれました。
ここでは、予想時点で特に注目されていたアーティストの動きを、正式発表とあわせて振り返ります。
HANA(予想時点から最有力とされた存在)
HANAはデビュー曲「ROSE」でBillboard JAPAN Hot 100の1位を獲得し、短期間で累計1億回再生を突破するなど、注目度が一気に高まったグループです。
紅白歌合戦への出場も決定しましたね。
予想段階でも「今年の新人賞の中心」と語られており、正式に新人賞へ選ばれたことにも納得の声が多く見られました。
BMSG×ちゃんみなの体制による作品性や、音楽番組やフェスでの露出も多く、新人ながら存在感のある活動が続いています。
2曲目の「Blue Jeans」まで話題を広げ、年間を通して勢いのある新人として印象に残る一年でした。
楠木康平(演歌枠有力候補)
演歌シーンでは、楠木康平が「北へひとり旅/おんなのワルツ」でメジャーデビューし、レコード店の推薦企画にも選ばれるなど、安定した評価を集めていました。
予想では「演歌枠の最有力」とされており、業界内での注目は高かったアーティストです。
今回は新人賞の4組には選ばれませんでしたが、丁寧な歌声と着実な活動で認知を広げ、演歌界から次につながる存在として名前が挙がっていた点は大きなポイントといえます。
よくある質問(FAQ)
レコード大賞まわりの情報は、毎年「どこまで発表されているのか」が少し分かりづらいところ。
ここでは、読者から特に寄せられる質問を中心に、現時点で確認できる一次情報に沿って整理していきます。
公式ノミネートはいつ発表される?
日本レコード大賞の各賞(優秀作品賞・新人賞・最優秀歌唱賞など)は、例年どおり11月中旬に公式発表され、2025年分は11月21日に受賞一覧が公開されました。
予想段階では「そろそろ発表される時期」と話題になっていましたが、今年もほぼ例年どおりのスケジュールでしたね。
レコード大賞のタイムテーブルは分かる?
タイムテーブル(出演順・歌唱順)は、毎年事前の正式公開は行われていません。
どのアーティストがどの時間帯に登場するかは、放送当日の進行に沿って明らかになる仕組みです。
ただ、過去の進行パターンや公式で発表済みの受賞内容をもとに、ある程度の時間帯を予測することはできます。
以下の記事では、例年の傾向に基づいた流れをまとめていますので、視聴準備の参考にしてみてください。
👉レコード大賞 タイムテーブル|2025年の出演順・放送時間・最新受賞情報まとめ
大賞と新人賞の選考基準は?
日本レコード大賞と最優秀新人賞は、TBSと日本作曲家協会によって選考が行われています。
評価の基準は細かく公表されていませんが、作品そのものの完成度に加えて、その年の話題性や実績、音楽シーンへの影響などが総合的に見られると言われています。
近年は配信やストリーミング再生数、セールス、ライブ動員といった新しい指標も自然と注目されるようになっており、より広い意味で「今年を代表するアーティストや楽曲」が選ばれる傾向が続いています。
その年によく耳にした曲や、リスナーの間で話題になった作品が選ばれることが多いですね。
まとめ
2025年の日本レコード大賞は、その年の音楽シーンを代表するアーティストや楽曲が勢ぞろいし、まさに一年を振り返る内容になりましたね。
配信を中心に曲が広がっていく流れが定着したことで、チャートの動きやストリーミング再生数が、よりリアルに音楽の勢いを示す一年でもありました。
米津玄師「IRIS OUT」の国内外での注目度や、Mrs. GREEN APPLE「ダーリン」の安定した人気の高さなど、どの作品も今年を語るうえで欠かせない存在です。
優秀作品賞の顔ぶれを見ても、幅広いジャンルがそろっていて音楽の多様さを実感できるラインナップだったように感じます。
新人賞ではHANAやCUTIE STREET、BOYNEXTDOOR、SHOW-WA & MATSURIといった新しいアーティストが選ばれ、次の世代の勢いを感じさせてくれる結果に。
放送日までは最新情報を確認しつつ、当日のパフォーマンスや大賞発表を楽しみにしておきましょう。


